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小才は縁に出会って縁に気づかず
中才は縁に気づいて縁を生かせず
大才は袖すりあった縁をも生かす
これは有名な柳生家の家訓です。人はチャンスに出会った時これを見逃すことなくものに出来るよう、日頃からしっかり勉強しておかなければならないという教えです。
我々は、自分に都合の良い縁は大事にするけれども、都合の悪い縁はつい切ってしまいがちです。しかしこれは間違いで、相手から切られるのは仕方ないとしてもこちらからは絶対に縁を切らないことが肝心です。
成功者の多くは、自分の過去を振り返った時、自分が助けられたり大事にしてきた縁というものの存在に必ず思い当たります。そして、ひとつの縁の向こうにあるたくさんの縁の存在にも気づくのです。
今のような不況の時においては、逆境もひとつの縁なのです。縁の大事さを知り、縁に生かされ導かれて我々は生きているのだと信じることができれば、
この逆境にも毅然と立ち向かうことでそこから知恵が生まれ、必ず打開の道も見えてくるのではないでしょうか。
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